僕には愛しすぎる彼女 ep.11

「僕にはとても愛しい彼女」第11話 日本語訳by norinori 

セナの事を追って来たヒョンウク
行こうとするセナの腕をつかむ
ヒョンウク:セナ
セナ:離して

私これ以上話はないの

おじさんを好きなのはもう終わりにするわ
ヒョンウク:じゃあこれからは片思いになるんだな

もう構わないよ

お前がユン・セナでも
ここからが俺の本当の気持ちだ

二人並んで歩く
セナ:好きなら好きって言えばいいのに
ヒョンウク:好きだ
セナ:会わないなんて言わなきゃいいのに
ヒョンウク:会うさ
セナ:家にも来るなって…
ヒョンウク:来てもいいよ
セナ:そう言って明日になったら気が変わるんじゃない?
ヒョンウク:変わらないさ
セナ:でもさっきシン理事とはどうして一緒にいたの?
ヒョンウク:ふたりだけでいたんじゃないよ

ソンジンも来る事になっていたんだ
セナ:うそ
ヒョンウク:本当だよ

今日は俺の誕生日だったんだ
セナ:おじさん今日誕生日なの?
ヒョンウク:うん
セナ:なんで言わなかったのよ?
ヒョンウク:今言ったじゃないか
セナ:ついて来て

ガチャガチャをするふたり
セナ:あーもう!
ヒョンウク:なんでそんなに当たらないんだ?
セナ:あーもうお金もないのに
ヒョンウク:どけ 俺がやる
セナ:ううん 私がやるわ
指輪が出て来る
ヒョンウク、セナ:うわー!
セナ:手を貸して 早く

よく似合うわ
ヒョンウク:お前まさかこれが誕生日プレゼントじゃないよな?
セナ:これ夜光性みたい
ヒョンウク:いや光らないだろ
セナ:光ると思うけど?
二人の手で暗くして見る
セナ:やっぱり光るわよ
ヒョンウク:セナ
セナ:ん?
ヒョンウク:お前風邪引いたのか?
セナ:ううん
ヒョンウクが額に手を当てる
ヒョンウク:こんなに熱が高いぞ?
セナ:私もともと高いの 大丈夫よ
ヒョンウク:立って 家に帰ろう
セナ:帰りたくないのに
二人で手をつなぐ
セナ:そう言えばちょっと具合悪いかも
公園に来た二人
ヒョンウク:どうした 家に帰らないのか?
セナ:誕生パーティはしないと

ここで待ってて
ヒョンウク:いや怖いだろ

こんなとこにひとりでいたら
セナ:絶対ふり向かないでよ

土に絵を描くセナ
セナ:ついて来て
セナは大きなケーキの絵を見せハッピーバースデーを歌う
セナ:♪お誕生日おめでとう

愛するおじさん

お誕生日おめでとう
セナ:ジャーン!

世界で一番大きなバースデーケーキよ

さあ ローソクの火を消して

今日はふたりの一日目だからローソクは一本だけ
ヒョンウク:おい 吹いても永遠に消えそうにないな
二人でまた歩く
セナ:指輪もケーキも本当は気に入らなかったでしょ?
ヒョンウク:んー本当のこと言ってもいい?
セナ:だと思ったわ
ヒョンウク:印象的だと思ったよ

7歳の時にもらったプレゼントの次に
セナ:あれはプレゼントじゃないわ

本当のプレゼントは他にあるの…
セナはヒョンウクにキスをする
セナ:私の風邪が移ったわ

セナは家に帰りジュホンにヒョンウクと上手くいったと伝える

ヒョンウクも家に帰る
ヒョンウク:タルボン  俺を心配してた?
幸せの余韻に浸る二人

セナから電話が来る
ヒョンウク:ああ
セナ:心配で電話したの
ヒョンウク:何が?
セナ:私風邪治ったみたいなの

でもおじさんは熱出てるんじゃない?
ヒョンウク:あのぐらいのキスで風邪が移るか?

もう寝ろ
セナ:はい
ヒョンウク:セナ!
セナ:ん?
ヒョンウク:早く良くなれよ
セナ:ええ

次の日の朝 セナが歩いていると電話が来る
ヒョンウク:風邪はどうだ?

治ったか?
セナ:もちろんよ
ヒョンウク:あー残念だな

辛かったら送ってやろうと思ったのに
わざとセキをするセナ
ヒョンウク:仕方ないな セキが出るから今日は送ってやろう
車に乗る二人
セナ:いつから私を好きだった?

初めて会った時から?

じゃなきゃ公園で布をかけてくれた時?

じゃなきゃスタジオの時?
ヒョンウク:シウとの曲作りはどうするんだ?
セナ:嫉妬してるの?
ヒョンウク:嫉妬?!

嫉妬って何を…シウにとってすごく大事な仕事だろ

頑張らないと
セナ:わかってるわ

上手く行くわよ

それでなぜ私を好きなの?

どこが好き?

なんで?
ヒョンウク:降りろ
セナ:怒ったの?
ヒョンウク:もうすぐ会社じゃないか

一緒に行くつもりか?

夜またな
セナ:ええ

社長室で待つソンジン
ソンジン:昨日どうなったんだ?

結局セナに会いに行ったのか?
ヒョンウク:うん
ソンジン:俺が言っても意味ないんだろ?
ヒョンウク:それで止めるくらいなら行かなかったよ
ソンジン:お前が思う通りにしたから今幸せか?
ヒョンウク:幸せじゃいけないか?
ソンジン:そんなはずないだろ

3年もの間 辛かったのは分かり切ってるんだ

でもヘユンの事も気にかけてやってくれ

ヘユンに会いに行くヒョンウク
ヘユン:ちょっと遅刻したわ
ヒョンウク:話しをしよう

散歩する二人

ヘユンが置いて行ったプレゼントの袋を差し出す
ヘユン:どういう事?
ヒョンウク:すまない 俺にはもらう資格がない

約束を守れなかった
ヘユン:気持ちの整理ができなかったの?

それでどうするつもりなの?

つき合あうつもりなの?

セナはまだ何も知らないんでしょ?

事実を知ったらどうすると思う?

考えた事あるの?
ヒョンウク:今は何も考えてない

セナのことしか
ヘユン:どうかしてるわ

あなたが約束を守らなかったから

私も約束を守る必要はないわね

私が秘密をセナにバラしたらどうする?
ヒョンウク:たぶんセナにもお前にも二度と会えないだろう

そうなってもお前を恨むことはないさ
ヘユン:先に行くわ

会議があるの忘れてたの

セナは練習生とスタッフに遭遇する
練習生:クビになったと聞いたけど

社長を利用し今度はシウなの?

大したもんね
セナ:心配しないで数日仕事したら出て行くわ

返された袋を持ち会社に帰ったヘユンはセナに会う
ヘユン:昨日はあんな風に会ったから驚いたわ
セナ:私もです
ヘユン:社長の誕生日だったから一緒にいたのよ
セナ:知ってます 話は聞きました
ヘユン:ふたりは何かあったの?
セナ:そんなことまで言う必要はないと思いますが
ヘユン:仕事しに行って 曲作りに来たんでしょ
セナ:ええ それでは…
ヘユンは屋上で涙を流す

シウと曲の構想を練るセナ
セナ:本当に悩むわ

どんな歌を歌うと皆感動してくれるかな
シウ:楽に考えようぜ

顔そのものが感動なんだから
セナ:どうしてそんなにナルシストになれるの?
シウ:ナルシストじゃなく自己催眠だ

辛いことがもともと多くて

こうでもしなきゃ耐えられなかったから
セナ:どんな辛い事があったの?
シウ:沢山あるさ

沢山あるがお前には言いたくない
セナ:私は知る必要があるんだけど?

じゃないとあんたにピッタリな曲は書けないわ
シウ:お前からみると俺はどんな奴に見える?
セナ:そうね 何回かしか会ってないから分からないわ
シウ:じゃあ今から俺にピッタリくっついてろ

俺がどんな奴かわかるまで
セナ:話してくれるんじゃダメ?
シウ:イヤだね

病気だったのに綺麗になったな

違うな もともと綺麗だった

もう出掛けないと

また戻って来るからここで待ってろ
セナ:一緒に行くわ
シウ:断るよ これは個人的な用だ
セナ:ピッタリくっついてるんでしょ?
シウ:ならくっつけ
セナは先に行ってしまう

二人はヒョンウクに会う
シウ:僕らちょっと出て来ます
ヒョンウク:ああ一々報告しなくても良いさ
シウ:行って来ます

(セナに)行こう
カン理事:報告受けたでしょ?

仲良さそうだけど大丈夫かな?
ヒョンウク:大丈夫なはずだ

行きましょう

ジェヨンはヘユンの来るのを待つ
ヘユン:用件は何?
ジェヨン:うちの会社に席を準備した

お前はAnAにいるのは無理だろ?

これ以上ヒョンウクの顔見るのも…

昨日のこと覚えて無いのか?
ヘユンは昨日ジェヨンに秘密を漏らしてしまった事を思い出す
「セナはソウンの妹なの…」
ジェヨン:思い出したか?
ヘユン:あれは間違いだったわ

聞かなかった事にして
ジェヨン:お前がそう言うのなら

ヘユンはヒョンウクが来るのを見て隠れてやり過ごす

セナと出掛けたシウは母親にバックのプレゼントを買う
二人は「校内合唱発表会」と書かれた学校へ来る
セナ:あんたのお母さんはここの先生なの?
シウ:いや学生だ

今日は合唱の発表会だそうだ
シウ:どうした?母さんが中学生で驚いたか?

確かに 今の世の中で母さんが小学校しか出てないって言っても誰も信じないよな

行こう 母さんはソロ・パートもあるそうだ

俺に似て歌がものすごく上手いんだよ
セナ:あんたが似たんでしょ
シウ:沢山拍手するんだぞ

だから連れて来たんだ

母親の元に芸能記者が来ている

嫌がる母を見てシウは追い出そうとするが

記者は苦労する母親と孝行息子の記事を書けばシウのイメージも良くなるだろうと言う

母親は息子のためなら記事にしてくれて構わないというが

シウは母親の為に頑なに拒む

取材を受けようとした母親に怒るシウ
母親:あなたにして上げられる事は何もないの
シウ:じゃあ会う人毎にシウをよろしくと頭を下げるのか?

そんなことして何になる

来るんじゃなかったよ
出て行くシウ
セナ:なんで会う度にお母さんとケンカするの?
シウ:俺にも分からない

そんなつもりはないのに いつも俺のことを怒らせる

人気者の息子を持ったと偉そうにすれば良いのに みじめなまんまだ

どうしてああなのか理解できない
セナ:プレゼントまで買ったのにこのまま帰るの?
シウ:買ってもどうせ使いやしないんだ
セナ:私の言った事 本当に聞いてないのね

言ったじゃない 後で後悔するって
シウ:お前は何をそんなに後悔してるんだ?
セナ:あんたと同じ事よ

本心じゃないのにいつも怒ってばかりで

ケンカして

私はあんたが羨ましいわ

これからも機会がいっぱいあるじゃない

ごめんなさいと言う機会

大好きだという機会

私にはもう無いのよ

あー私もお母さんが欲しいわ
シウ:じゃあうちの母さんを母親だと思うとか

姑も母さんだろ?
セナ:もう!

会社でセナからの連絡を待つヒョンウク

セナに電話をする
ヒョンウク:今どこだ?!

いや気になるんじゃなくてチェックしてるんだ

作曲は順調か?

何だって?

練習室に来るヒョンウク
ヒョンウク:お前、帰って来たんなら帰って来たって言えよ
セナ:一々報告しなくても良いって言ったじゃない
ヒョンウク:いやさっきは社長の立場だったけど

今は…違うだろ
セナ:今はどんな立場なの?
ヒョンウク:わからないのか?

曲作るって言ったのにどこで何してた?
セナ:シウのお母さんに会いに行ったの
ヒョンウク:シウの母親になんでお前が?
セナ:一緒にくっついている事にしたの

シウにピッタリな曲が出来るまで
ヒョンウク:曲はいつ頃出来そうだ?
セナ:もう出来たと思うわ

シウとお母さんを見ながらこう思ったの

表現できない本心のようなものを歌に込めたら良いって

もちろんまだメロディが浮かんだ訳じゃないけど
ヒョンウク:まあどちらにせよ上手く行きそうだな

頑張れよ
セナ:どこに行くの?
ヒョンウク:家だ
セナ:終わるまで待ってくれない?
ヒョンウク:なんで俺が?
セナ:「夜また会おう」って言ったじゃない
ヒョンウク:もう会っただろ?
セナ:ずっと一緒にいたいのに
ヒョンウク:今日は徹夜で書け

明け方までずっと
セナ:そんなに急いでやらなきゃダメ?
ヒョンウク:当然だろ 明日は俺と遊ばなきゃならないんだ

初デートの為におしゃれをするセナ

ジュホン達に相談する
セナ:この格好どう?
ジュホン:何も気にする必要ないわ

今は何着ても綺麗に見える時よ

あー羨ましいー 初デート!

セナが出掛けようとするとヒョンウクから電話が来る
ヒョンウク:あー 今日会えそうにないよ…
セナ:なんで?

セナはヒョンウクの家に行く
セナ:具合悪いの?
ヒョンウク:風邪だよ

体もすごくだるい

約束したのに悪いな

今日は出掛けられそうにない
セナ:体が大事よ

図体は大きいのに風邪引くの?
ヒョンウク:お前のせいで引いたんだろう

キスなんかするから
セナ:あのくらいで移らないんでしょ
ヒョンウク:くそ
セナ:大げさね
ヒョンウク:大げさじゃないさ

ものすごく辛いんだぞ

見てみろ タルボンだって隔離だ
セナ:かわいそうに

薬は飲んでの?
ヒョンウク:飯食って飲まなきゃならないのに
セナ:ご飯出してあげようか?
ヒョンウク:ご飯ないんだよ

薬飲まなきゃならないのに…
セナがご飯を作ってあげる
セナ:エビきのこ野菜の炒めご飯

冷蔵庫に入ってる材料を丸ごと入れたわ
ヒョンウク:いや丸ごとは入れない方が良かったんじゃ
セナ:早く食べて
ヒョンウク:うん

一口食べて手が止まるヒョンウク
セナ:美味しいでしょ?
ヒョンウク:…….
セナ:えー?
セナも一口食べて止める

果物を剥くセナの横顔を見つめながらヒョンウクはうたた寝をする
セナ:外になんて行かなくていいわ

私はおじさんと一緒にいられたらそれでいいの

顔を見てられるから

ヒョンウクが目覚めるとセナも横でうたた寝している
ヒョンウクの咳で起きるセナ
セナ:大丈夫?
ヒョンウク:うん もう治ったみたいだ

ご飯を食べるヘユンとソンジン
ソンジン:さあ飯でも食おう ん?

ヘユン
ヘユン:私が秘密を全部バラしたら

ふたりは別れるわよね?
ソンジン:おい何言ってるんだ
ヘユン:そうよね

だからと言ってヒョンウクさんが私の所に来るわけでもなし…

私会社辞めようかな
ソンジン:お前がどうして会社を辞めるんだよ
ヘユン:ヒョンウクさんの顔を見る自信がないの

ヒョンウクの義母は占いに行く
カン理事とビジネスパートナーとしての相性を観てもらうが

相性はよくないと言われる

しかし男女の相性は良い いっそのこと結婚したらどうかと言われ

カン理事を妙に意識しだす

家に帰りヒョンウクの父親にカン理事に会って来たのか?

二人で浮気でもしてるのかと言われる
義母は会社を乗っ取って私が社長になるわ

と依然怒っている
父親:まあ待て あと数日したら全部分かるから

スタジオでセナの書いたメロディを聴くヒョンウクとシウ、そしてセナ
ヒョンウク:愛の歌か?
セナ:そう思ったんだけど
シウ:僕は気に入りましたよ

やっぱりずっと一緒にいた甲斐があったな
ヒョンウク:曲作りがかなり面白いみたいだな

少し言い争いをしないと良い結果は出ないもんだけど
シウ:そうなる事を望んでるみたいですね
ヒョンウク:これではまだ判断できない

完成した曲を聴いてみないと

良い曲が出来なければカバーで行く手もある

急いで書け
シウ:それじゃあ席を外して下さい

早く仕事が進むように
ヒョンウク:頑張れよ

外出なんかせずに
ヒョンウクは席を立つ
セナ:ちょっと待ってて

セナはヒョンウクを追いかけハートを描いた蜜柑を渡す

スタジオに戻るセナ
シウ:俺といる時は俺だけに集中しろよな
セナ:今から集中するわ

歌詞をさっと書いてみたんだけど見てみる?

これはお母さんに宛てた手紙のようなコンセプトよ

-ただ顔を見て 一緒にいられて良かった-

これが一番最初の文章よ
ヒョンウク:残りは俺が書くよ
セナ:今回の歌は何かの模倣はしないで
シウ:他の事はともかく作文は上手いんだ

-愛してるよ あまり言えなかったそのひと言-

こんなのどうだ?
セナ:いいわ もっと言ってみて
シウ:胸の中に秘めた言葉

ソーリー ソーリー
セナが吹き出す
シウ:おい!

一緒にいられて嬉しいよ

歌を作るのは初めてなんだ

自分の曲を作るのがこんなに気分が良いとは思わなかった
セナ:今頃わかったの?
シウ:俺らふたりすごくよく通じ合うと思わないか?

専属契約するか?

お前と一緒なら何でも上手く行きそうだ
セナ:考えとくわ

私はあんたと一緒だと何も上手く行かないから
シウ:これから上手く行くさ

ヒョンウクが貰った蜜柑を見つめているとヘユンが部屋に入って来る
ヒョンウク:なんだそれ?
ヘユンは辞表を渡す
ヒョンウク:ここまでしなきゃならないのか?
ヘユン:週末にずっと悩んだの

それで出した結論よ

あなたへの気持ちを整理しようと思って
ヒョンウク:俺の顔を見たくないから会社を辞めるのか?
ヘユン:うん

ずっと見てるのは辛いと思って
ヒョンウク:何日間か待てないか?

どうせ父さんが復帰するんだし

会社としては俺よりもお前が重要なのは知ってるだろ
ヘユン:このまま受け取って

もう自信なくなったの

あなたの顔を見てる事が

急なのは申し訳ないけれど

理解してくれると嬉しいわ
ヒョンウク:ヘユン

12年になると言ったな

俺たちが知り合って

お前にだけ思い出があるわけじゃない

母さんの命日で悲しかった時

お前が一緒にいてくれたし

父さんとギクシャクして留学する時

頑張れと応援してくれたのもお前だった

お前と過ごした思い出は俺にとっても大切なんだ

こんな風に壊したくない

時間が必要なら数日休みを取れ

もう一度考えてくれ
ヘユン:このまま会っていたら私の気持ちはどうだと思う?

私があなたを諦めると言う時に このまま送り出して

それがあなたの為にも良いはずよ

ジェヨンが駐車場で待っている
ジェヨン:なんで一日中電話を取らないんだ?心配しただろ
ヘユン:先輩の会社に行くのは無理だわ

道徳にもとる行為だから

でも会社は辞めるつもり

ヒョンウクさんの事は諦めるわ

だから先輩も私が言ったあの話に構わないで欲しいの

私が幸せじゃないからと言って

他の人まで巻き込めないでしょ

それに先輩はセナに悪いと思わないの?

ソウンがああなったのは先輩のせいでもあるじゃない
ジェヨン:なんで俺のせいだ?

あれはお互いを疑った二人のせいだろ
ヘユン:先輩は未だに変わらないのね

心配してくれてありがとう

帰るわ

ヘユンの辞表を眺めるヒョンウクの所にセナが来る
セナ:私 相談があるんだけど

練習室に来た二人
セナ:一度聴いてみてね
この次の部分からどうして良いかわからないの
ヒョンウク:あーB♭からA♭に行くより

こんな風に こう…
ピアノを弾こうとするがヒョンウクは弾けない
セナ:早く弾いて

何か浮かんだんでしょ?
ヒョンウク:いやこれは自分で考えないと

この仕事はお前がする事にしたんだろ

俺が手伝ったら名前を共作と書かなきゃならない
セナ:それは嬉しいわ

イ・ヒョンウク ユン・セナ共作

そうやって永遠に名前が残ったら良いじゃない
ヒョンウク:悪いな それは歌が大ヒットした時に可能なんだよ
セナ:私そんな事どうでも良いわ

少なくとも私達は分かってるじゃない

好きになった頃にふたりで作った曲

さっき曲が浮かんだんじゃない?

愛する時に一番曲が書けたんでしょ?

もう一度 作曲してくれない?

おじさんが作った曲を聴きたいわ
ヒョンウク:言ったじゃないか

社長の仕事だけでも十分忙しいって
セナ:まだ作りたくないのね

おじさんの曲を聴くにはもっと好きにさせないとね
ヒョンウク:もっと考えてみろ

イントロは良いよ

セナは家に帰りジュホン達と話す
ジュホン:座って

どうしたの?

24時間じゃ足りない程 楽しくて仕方ないはずの恋愛初期じゃない
セナ:おじさんが時々哀しそうに見えるの

どうしてあげて良いかわからなくて
ジュホン:セナ とりあえずケミナムの家に行って
セナ:行ってどうするの?
ジュホン:行って帰って来ないのよ

哀しそうに見えなくなるまで

セナが帰った練習室でピアノに向かうヒョンウク
セナ:もう一度 作曲してくれない?

おじさんが作った曲を聴きたいわ

おじさんの曲を聴くにはもっと好きにさせないとね
ヒョンウクはピアノを弾こうと試みるが弾くことは出来ない

ヒョンウクの父親は愛人と思われる女と子どもと公園で遊ぶ
父親:これからはミンジェ(子どもの名)に会いに来るのは難しそうだ

家族に本当の事を言わなければならない

すまない
女:いいえ

今まで良くして下さった事だけでも本当に有難いです
父親:ミンジェは大丈夫か?
女:ご心配なく しっかりしてますもの
父親:あの日、あの席にお前を呼ぶんじゃなかったよ
父親は義母に会う
義母:その後どうなったの?

結局話すことはできないの?

わかったわ
父親:座れ

話があるから
義母:私はあなたに話はないわ

証拠を持って来るとか あの女を連れて来るとか

でなければ出て行って
父親:俺がどこに出て行くんだ
義母:そんなこと知った事じゃないわ
父親:あー

AnAでの会議
カン理事:シン理事はなんでこんな時期に休暇に行ったんだ
ヒョンウク:僕が許可したんだ
理事1:何かあったのかな?

近頃ずっと疲れてたみたいだけど
カン理事:このまま会社を辞めるなんて言わないよな?
ヒョンウク:今日のシウの放送はぬかりなく準備できてるだろう?
理事2:あー 曲すごく良かったな

だけどシウのイメージとあまりに違うから反応がどうなるか
理事1:僕は悪くないと思いますよ

ユン・セナが才能あるのは認めないと
カン理事:ああ 聴いたけど泣きそうになった
ヒョンウク:カン理事が泣きそうなくらいなら上手く行きそうだな
カン理事:そうさ!

俺の感覚は大衆の感覚そのものだ

セナとシウはテレビ局の楽屋にいる
セナ:あー 本当に緊張するわ
シウ:お前がなんで?俺が緊張するなら分かるけど
セナ:あんたは初めてじゃないでしょ?

私はこうやって放送されるの初めてなんだから

そりゃあ緊張するわよ
シウ:俺だってダンサーもなくひとりで舞台に立つのは初めてだぞ
セナ:そうね じゃあシウがもっと緊張してるでいいわ
シウ:おい 俺を見ろ

他のこと考えられないだろ? 俺以外は
セナ:やめてよ
シウ:もう緊張してないだろ?
セナ:うん
スタッフ:シウ!時間だぞ

行こう
シウ:母さんは?
スタッフ:来てるぞ

客席で聴いてるよ

舞台袖まで来るシウとセナ
シウ:楽屋でモニター見てるんじゃダメか?
セナ:わかったわ
シウがセナの腕を掴む
シウ:どうせ来たならここにいろ

俺 実はものすごく緊張してる

4年前のデビューの時よりもっと

服を脱いでステージに上がる感じだ

本当の俺を見せたのに皆が目を背けたらどうしよう心配だ

はー 今日は本当に上手く歌いたい
セナ:私と一緒ならなんでも上手く行くんでしょ?

上手く歌えるから心配しないで
シウ:俺が終わって下りて来るまでどこにも行くなよ

わかったな?
セナ:うん
番組スタッフ:シウさん 用意して下さい
シウ:はい
セナ:シウ

頑張って!

セナは楽屋でジェヨンに会う
ジェヨン:久しぶりだな
セナ:そうですね…
ジェヨン:そんな顔するな

この世界は思ったより狭いんだ

俺たちが一緒に仕事をする事になるかも知れないぞ
セナ:どんなに狭くてもそんな事はないと思いますが
ジェヨン:人はわからないさ 断言するな
初めて会った時から思ってたけど

見れば見る程似てるんだよな

俺が前に知ってた歌手と
セナ:誰ですかそれ?
ジェヨン:あー少しの間活動してた子だから知らないさ 言っても

ユン・ソウンって子
セナ:姉さんを知ってるんですか?
ジェヨン:ユン・ソウンが姉さんだったのか?!
ジェヨン:もっと早く知ってたら良くしてやったのに

今度会えたら したい話が沢山あるな

あー待て もう行かないと

無限動力の事で帰るところだから

じゃあ今度な

ステージで話すシウ
シウ:すごく小さい頃から歌手になりたいと思ってました

僕が歌うと母さんはいつもこう言ってたんです

「ヨンボクは歌手になったらいいわ」

そう 僕の本名はユンボクなんです

今日この舞台に立っているのはシウではなくヨンボクです

客席のどこかに母さんが来てくれています

僕のために沢山泣いて心を痛めていたうちの母さん

これまでに僕が言えなかった気持ちを歌に込めました

世界中のお母さん達にこの歌を捧げます

シウが歌い終わると会場は拍手が鳴り止まない
泣いている母を見つめるシウ

収録が終わり連絡を待つヒョンウクの電話が鳴る
ヒョンウク:ああ
スタッフ:社長 大成功です!!
ヒョンウク:よかった お疲れ様
楽屋に戻って来たシウ
セナ:超感動だったって分かってる?
シウはセナを抱擁する
シウ:ありがとう

俺にこんなに胸がいっぱいになる瞬間を作ってくれて
セナ:私ひとりじゃなくてふたりで作ったのよ

シウ:……
セナ:何考えてるの?
シウ:どうしたらお前にずっと会う事ができるかって
セナの携帯が鳴る
シウ:俺といる時は俺にだけ集中しろと言ったろ
セナ:社長からよ
ヒョンウク:上手く行ったか?
セナ:ええ 今終わって楽屋に戻ってます
ヒョンウク:反応良かったんだって?

シウはどうだ?
セナ:自分の歌に自分で感動して泣きそうって
シウ:おい!
ヒョンウク:シウに代われ
シウ:セナに電話して俺に代われなんて 俺に直接電話すれば良いのに

社長がそんなことするか?

大事な日に来もしないで
ヒョンウク:セナの代わりに俺が行けば良かったかな?
シウ:そうは言ってない
ヒョンウク:お疲れさま 上手く行って良かった
シウ:とにかく ありがとう

チャンスをくれたのは社長だから

もちろん頑張ったのは俺だけど
ヒョンウク:セナに代われ
シウ:いやだな
セナは携帯を取り上げる
セナ:はい社長
ヒョンウク:そっちが全部片付いたら戻れ
セナ:なぜ?
ヒョンウク:今日で仕事は一段落だろ

仕上げをしないと
セナ:私 会社に帰らないと
シウ:行くな
セナ:でも社長が呼んでるから行かないと
シウ:俺とお前でお祝いしなきゃ

このまま行くだって?
セナ:またゆっくりやれば良いじゃない

じゃあね
シウ:俺はお前と一緒にいたいんだ
セナ:ごめん
シウ:お前ひょっとして社長を好きなのか?
セナ:…打ち上げはまた必ず行こう

宝飾店でセナへのプレゼントを買ったヒョンウク
スタジオに来てプレゼントの置き場をあちこち探す
セナ:何してるの電気も点けないで?
ヒョンウク:あーいや 足がちょっと

ゴホン 風邪がまだ治んないかな?
セナ:それで何で呼んだんですか?
ヒョンウク:いや荷物を置いて行ったみたいだから
セナ:置いて行った物なんて無いけど?
ヒョンウク:それ そこのあるのはお前のじゃないのか?
プレゼントの横にある自分の歌詞ノートを見つける
セナ:これここにあったのね

このために呼んだんですか?
ヒョンウク:いやその横…横の物 箱だよ箱

開けてみろ
セナが開けるとネックレスが入っている
セナ:これなに?
ヒョンウクはセナの首にネックレスを付けてあげ

額にキスをする
ヒョンウク:笑顔でいられる事だけ起こればいい 俺の横で
出掛けよう

この間できなかった事をしよう

二人は雰囲気の良いレストランで食事をする

セナは首のネックレスを撫でている
ヒョンウク:だけどあの時お前が作ってくれた食事

正直本当にひどかったよ

…なんで食べないんだ?
セナ:ありがとう

おじさんに会ったのは私にとって本当に夢みたいな事よ

私にこんな事が起きるだなんて想像もできなかったわ

こんなことなら3年前に現れてよ
ヒョンウク:今から3年後に現れるよりもずっと良いだろ?
セナ:そうね

近頃が私の人生で最高に幸せな日々よ

おじさんもそうだと良いんだけど

時々心配になるわ

おじさんに貰う物はすごく多いのに私はしてあげる事が一つもないから
ヒョンウク:俺はお前に何かしてあげられる事が

すごく幸せなんだ
セナ:あー今日は姉さんのことをすごく思い出すな

姉さんが生きていたらテレビ局も一緒に行って

おじさんも紹介して

そうしたら本当に喜んだだろうに

話したわよね?姉さんも音楽やってたって

あ さっきテレビ局でソ・ジェヨンPDに会ったけど

うちの姉さんを知ってるんですって

もしかしておじさんもうちの姉さん知ってますか?

第11話 終

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